4-2-2 リギング/スキニング/アニメーション
今回は、Robloxのキャラクターメッシュのリギング/スキニング/アニメーション要件について学習していきましょう。
目次
リグの要件
リグは以下の名前と階層構造を持つ必要があります。それぞれのリグは各ボディーパーツに対応しています。
- Root
- HumanoidRootPart
- LowerTorso
- UpperTorso
- LeftUpperArm
- LeftLowerArm
- LeftHand
- RightUpperArm
- RightLowerArm
- RightHand
- Head
- LeftUpperLeg
- LeftLowerLeg
- LeftFoot
- RightUpperLeg
- RightLowerLeg
- RightFoot
RootとLowerTorsoの位置は(0, 0, 0)である必要がありますが、
エクスポートにはIポーズが最適なので、LeftUpperArmとRightUpperArmは回転の値を保持することができます。
スキニングの要件
Blenderのデフォルトの設定では問題ありませんが、“頂点毎のウェイト数制限”という項目の値が4である必要があります。
こちらの設定は、ウェイトペイントモードの
ウェイト→合計を制限
を選択すると、
画面左下に出てくるウィンドウから確認することができます。
また、以下の項目にも注意する必要があります。
- Rootボーンにはウェイトペイントしないこと
- 左右対称にウェイトペイントすること
アニメーションの要件
Robloxは50種類以上の表情のアニメーションに対応していますが、少なくとも以下の17種類のアニメーションは用意する必要があります。
また、アニメーションは0フレームから開始し、330フレーム以内に収める必要があります。
- EyesLookDown
- EyesLookLeft
- EyesLookRight
- EyesLookUp
- JawDrop
- LeftEyeClosed
- LeftLipCornerPuller
- LeftLipStretcher
- LeftLowerLipDepressor
- LeftUpperLipRaiser
- LipsTogether
- Pucker
- RightEyeClosed
- RightLipCornerPuller
- RightLipStretcher
- RightLowerLipDepressor
- RightUpperLipRaiser
Robloxは、アバターモデルの表情の作成にFACS(Facial Action Coding System)という手法を使用しています。
特定の筋肉の動きのアニメーションを用意しておくことで、それらを組み合わせて様々な表情を作ることが可能になります。
表情のアニメーションの詳細な規定については、下記リンクを参照してください。