1-2 アクセサリー要件

今回は、Robloxでアクセサリーとして使用できるメッシュ、テクスチャの要件について学習していきましょう。
目次

ジオメトリの要件4つ

ジオメトリに関する要件は以下の4つあります。
  • アクセサリーを構成するメッシュはひとつであること
  • 三角ポリゴン数4000以下であること
  • Watertightであること
  • Nゴンは使わないこと
  • アクセサリーごとに決められた大きさに収まること
それぞれについて詳しく見ていきましょう。

アクセサリーを構成するメッシュはひとつであること

アクセサリーとなるメッシュは、Roblox Studio内でひとつのメッシュオブジェクトである必要があります。
2つ以上にメッシュオブジェクトが別れている場合はアクセサリー化できないので注意しましょう。

三角ポリゴン数4000以下であること

通常のメッシュの三角ポリゴン数の要件は10000以下でしたが、アクセサリーの場合は4000以下に収める必要があります。
さらに先ほど説明したように、メッシュを分割してはいけないという制約もあるので、アクセサリーに使用できるポリゴンはとても少ないです。
ポリゴン数を削減しながらクオリティを高めるためには、
  • ローポリとハイポリをモデリングし、
  • ノーマルマップで細かなディテールを表現する
という手法が用いられます。

Watertightであること

Watertightというのは、板ポリ(体積のない平面のメッシュ)でないということです。板ポリはRoblox上で正しく描写されません。
では体積のあるメッシュとはどういうものかというと、
  • 厚みのあるメッシュ
  • 表面からは面の表しか見えないメッシュ
のことです。
板ポリを使用したい場合は、Blenderであれば”ソリッド化”モディファイアを使用して厚みをつけてあげれば良いということですね。
こちらの画像は、表面からは面の表しか見えないメッシュと、面の裏も見えるメッシュを比較したものです。
図の青い部分が面の表面、赤い部分が裏面です。左側のメッシュには穴がなく、面の表面しか見えないことが分かりますね。
右側のメッシュは一部欠けていてWatertightではありません。

Nゴンは使わないこと

Nゴンとは、「四角形よりも大きい(五角形以上)多面体のポリゴン」、
要するに三角ポリゴンN枚ということです。
なぜNゴンがいけないかというと、面がねじれたり、ゲームエンジンの処理が複雑になったりして不具合が発生することが多いからです。
RobloxもNゴンは非推奨なので、これからモデリングをする際には注意しましょう。

アクセサリーごとに決められた大きさに収まること

Robloxのアクセサリーの種類ごとに最大サイズが設定されているので、アクセサリーのメッシュは、それを超えないような大きさにする必要があります。
アクセサリーの種類ごとの最大サイズの確認方法は
  • Roblox Studioの”Accessory Fitting Tool”を使用する
2つの方法があります。
💡
”Accessory Fitting Tool”については次回解説します。

テクスチャの要件

テクスチャ要件については、Robloxの一般のテクスチャ要件と基本的に同様ですが、アクセサリーについては、Alpha(透過)の使用が不可となっておりますので、ご注意ください。
その他のテクスチャ要件については、下記レクチャーを参照してください。 ※別途「DEVLOX Academy 3Dモデリング〜Prop編〜」のご購入が必要となります。