1-1 Terrain概要
今回はRobloxにおいてTerrainとは一体何か、何ができるのかについて学習していきましょう。
目次
Terrainとは
Terrain(テレイン)とは、地形や地表を意味する英単語ですが、特にゲームエンジンにおいては地形を生成する仕組みのことを指します。
RobloxのTerrain Editorでは、様々な地形を自動で生成したり、手動で編集することができます。
TerrainとBiome
気候による生態系の分類のことをBiome(バイオーム)といいますが、Robloxでは大まかな地形の分類のことを指します。
地形を生成する際には以下の9つのBiomeの中から複数指定することができます。
- Water(水)
- Plains(平野)
- Dunes(砂丘)
- Mountains(山)
- Arctic(北極)
- Marsh(沼地)
- Hills(丘)
- Canyons(峡谷)
- Lavascape(溶岩)
Terrainとマテリアル
地形を生成する際には、Biomeに対応するマテリアルが使用されます。
デフォルトで設定されているマテリアルから別のマテリアルに変更したい場合はMaterial Managerから設定を行います。
また、TerrainのプロパティからTerrainに使用されるマテリアルの色を変更することも可能です。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
デフォルトのマテリアルから変更する方法
まずはHomeタブからMaterial Managerを開きます。
変更したいデフォルトのマテリアルを選択して、
”Create Material Variant”を選択して新規マテリアルを作成します。
Material Managerの右側の画面を下にスクロールして、
“Override→Set as Override”を有効にします。
Terrainで使用されるマテリアルをデフォルトのマテリアルに戻したい場合は
“Override→Set as Override”を無効にしましょう。
また、”Terrain Details”からTerrainに使用されるマテリアルの
- Top
- Side
- Bottom
にそれぞれ別のマテリアルを設定することも可能です。
Terrainに使用されるマテリアルの色の変更方法
エクスプローラーのWorkspaceの中に入っている”Terrain”を選択します。
プロパティの”MaterialColors”の矢印の部分を選択して展開します。
するとこのようにマテリアルと対応するカラーが出てきますので、適宜調整しましょう。
同じ地形でも色によって印象を操作することができますので、覚えておくと良いでしょう。
デフォルトのマテリアルのリファレンス
Robloxにデフォルトで用意されているマテリアルのテクスチャマップ(Color, Normal, Metalness, Roughness)や、マテリアルにデフォルトで設定されている色、物理特性の値などの情報はRoblox公式のドキュメントに記載されていますので、是非活用しましょう。