5-1 Sky
今回はSkyオブジェクトについて学習していきましょう。
目次
Skyオブジェクトとは
Skyオブジェクトは、Lightingオブジェクトの中に入れて使用します。Lithingオブジェクトの左側にある下矢印を選択して子のオブジェクトを表示させると、
デフォルトでSkyオブジェクトが既に用意されていることがわかります。
Skyオブジェクトのプロパティを編集するには、エクスプローラーでSkyオブジェクトを選択しましょう。
Skyオブジェクトでできることは以下の5つあります。
- 太陽と月を表示させるかどうかの設定
- 太陽と月の大きさの設定
- 太陽と月のテクスチャの設定
- 星の数の設定
- Sky Boxテクスチャの設定
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
太陽と月を表示させるかどうかの設定
“CelestialBodiesShown”では、太陽と月を表示させるかどうかを設定できます。デフォルトでは有効なので太陽と月が表示されていますが、チェックを外すと表示されなくなります。
星はこの設定に影響されません。
太陽と月の大きさの設定
“SunAngularSize”または“MoonAngularSize”では、太陽と月の大きさをそれぞれ設定できます。
こちらの画像では、”MoonAngularSize”の値と月の大きさの比較が見てとれます。
“SunAngularSize”と”MoonAngularSize”のデフォルトの値は11です。
太陽と月のテクスチャの設定
“SunTextureID”と”MoonTextureID”では、太陽と月のテクスチャを設定することができます。
デフォルトだと太陽のテクスチャは光ってしまい、色が見えず形だけしか変化が見られませんが、
月のテクスチャは色と形両方がきちんと見えます。
太陽の発光の設定は7-5 SunRaysで詳しく学習します。
今回は簡易的に太陽のテクスチャを正方形の画像に変更しただけですが、透過情報を含むPNG画像を使用すると、さまざまな形に変更することができます。
星の数の設定
“StarCount”では、夜に表示される星の数を設定できます。
こちらは”StarCount”の値を変化させたときの星空を比較した画像です。
“StarCount”のデフォルトの値は3000です。
Sky Boxテクスチャの設定
Sky Boxは画像テクスチャ6枚で構成されており、立方体状の継ぎ目のない空を表示します。
Sky Boxに使用できるテクスチャは特殊で用意するのが大変ですので、今の時点では
- Sky Boxとは何か
- Sky Boxの設定はSkyオブジェクトでできる
ということを押さえておけば大丈夫です。
Sky Boxのテクスチャの作成方法は6章で扱います。