5-3-1 DensityとOffset
今回はAtmosphereオブジェクトのDensityとOffsetの設定について学習していきましょう。
目次
Atmosphereオブジェクト
Atmosphereオブジェクトを簡単に言い表すなら、”霧”を発生させることができる機能です。
Atmosphereオブジェクトは、Lightingオブジェクトの中に入れて使用します。Lithingオブジェクトの左側にある下矢印を選択して子のオブジェクトを表示させると、
デフォルトでAtmosphereオブジェクトが既に用意されていることがわかります。
Atmosphereオブジェクトのプロパティを編集するには、エクスプローラーでAtmosphereオブジェクトを選択しましょう。
今回はAtmosphereオブジェクトのプロパティの”Density”と”Offset”について見ていきましょう。
Density
“Density”では霧の濃さを設定できます。
画像は”Density”の値による霧の濃さの比較ですが、
”Density”が全くないと地形とSky Boxのつながりがやや不自然であり、
“Density”が1だと何も見えないことがわかります。
霧の濃さを適切に設定することで、建物や地形がSky Boxと滑らかにつながっているように見えたり、空気遠近法の表現が可能になります。
Offset
“Offset”では霧のかかった場所でも、建物や地形などの輪郭が見えるようにすることができます。こちらのプロパティは”Density”と密接に関係しています。
画像ではどちらも”Density”は1ですが、
”Offset”が0だと何も見えませんが、“Offset”が1だと建物のシルエットが見えているのがわかります。
また、“Offset”が小さすぎると、建物や地形からSky Boxが透けて見えてしまうことがあり、“Offset”が大きすぎると、遠景の情報が多くなりすぎてしまうことがあるので、
“Offset”には適切な値を設定しましょう。