8-2-2 Positional Audio

今回はPositional Audioについて学習していきましょう。
目次

Positional Audioとは

Positional Audioとは、ある特定の位置でしか聞こえない音のことです。
Positional Audioは大きく以下の2種類に分けられます。
  • 音源に体積がある場合
  • 音源に体積がない場合
それぞれの場合の使用方法について詳しくみていきましょう。

音源に体積がある場合

前回は
Partのうち、”Block””Sphere””Cylinder”の中にサウンドオブジェクトを入れると、Partオブジェクトの表面から音が発生します。
という内容を学習しましたね。これが今回解説する音源に体積がある場合に当てはまります。
実際にはどのように聞こえるかというと、
音源となるPartの内部にいるときは全方向から音が聞こえますが、
音源となるPartの外では距離に応じて音量は下がり、音の方向性が高まり、音を聞く人が回転するとそれに合わせて音の聞こえる方向が変化するようになります。
💡
音源となるPartの外側のどのくらいの距離まで音が聞こえるかの設定方法は8-2-5 RollOffで扱います。
場所ごとに変化するBGMや環境音の設定に向いています。

音源に体積がない場合

前回は
Partのうち、”Wedge””Corner Wedge”または”Attachment””MeshPart””TrussPart”の中にサウンドオブジェクトを入れると、アタッチメントポイントまたはPartの中心から音が発生します。
という内容も学習しましたね。これが今回解説する音源に体積がない場合に当てはまります。
実際にはどのように聞こえるかというと、
常に音の方向性があり、音源からの距離に応じて音量は変化します。
爆発や衝撃音、デバイスの通知音などに向いています。