12-5. Debrisによる遅延破棄
Debrisによる遅延破棄
Debrisとは
Debrisサービスは、一時的なオブジェクトを自動的に削除する機能です。指定された時間が経過すると、オブジェクトはゲーム環境から自動的に消去されます。これにより、開発者はオブジェクトのライフサイクルを手動で管理する手間を省くことができ、メモリリークやパフォーマンスの問題を防ぎます。
活用できる例
Debrisサービスは、以下のような場面で効果的に活用できます。
- エフェクトの自動消去: 爆発や煙のエフェクトを一定時間後に消去。
- 一時的アイテムの削除: 一時的に発生するアイテムや弾丸を自動的に削除。
- ゲーム環境のリセット: 障害物や一時的なプラットフォームを一定時間後に消去して環境をリセット。
ブロック処理の回避
通常、オブジェクトの削除を手動で行う場合、などのブロック処理や、などの追加処理を書く必要があります。これらの処理はスクリプトの実行を遅延させる可能性があります。しかし、Debrisサービスを利用することで、これらの処理を書かずに、オブジェクトの削除をスムーズに行うことができます。
実際に利用するコード例
以下は、オブジェクトを5秒後に自動的に削除するコード例です。
このコードでは、メソッドを使って、指定したオブジェクトを一定時間後に自動的に削除するよう設定しています。