3-3.イベント駆動型のプログラミング
イベント駆動型のプログラミング
イベント駆動型のプログラミングがベース
RobloxのScriptingでは、イベント駆動型のプログラミングがベースにあります。これは、特定のイベントが発生したときに実行される関数や処理を設定する方法です。Robloxは多数の組み込みイベントを提供しており、これらを利用することで直感的かつ効率的に開発を進めることができます。また、このアプローチはプログラム初学者にも理解しやすく、柔軟なプログラミングを可能にします。
組み込み型のイベントの例
Robloxには様々な組み込みイベントが存在し、これらを活用することでさまざまな動作を実装できます。以下はその一部の例です。
- Touched: パーツが他のオブジェクトに触れた際に発生するイベント。
- PlayerAdded: 新しいプレイヤーがゲームに参加したときに発生するイベント。
- PlayerRemoving: プレイヤーがゲームから退出するときに発生するイベント。
- CharacterAdded: プレイヤーのキャラクターがゲームに生成された際に発生するイベント。
- MouseButton1Click: GUI要素がクリックされた際に発生するイベント。
- ChildAdded: オブジェクトが特定の親要素に追加された際に発生するイベント。
- Changed: オブジェクトの何か変更があった際に発生するイベント。
- PropertyChanged: オブジェクトの特定プロパティが変更された際に発生するイベント(APIで利用)。
実装例
以下がイベントを活用した実装例です。
Touchedイベントの使用例
この例では、パーツに他のオブジェクトが触れた際のイベントをフックして処理(メッセージ出力)を行っています。これが基本的なイベント処理のプログラム方法となります。
イベントのWaitを使用した例
この例では、クライアントでプレイヤーのキャラクターが追加されるまでスクリプトの実行を待機し、追加された際にメッセージを出力します。主に一度だけイベントをフックしたい場合などに利用します。