1-2-4 サーフェスアピアランス

今回はRobloxにPBRテクスチャを追加する際に必須のサーフェスアピアランスについて学習していきましょう。
目次

Robloxが対応しているテクスチャマップは?

Robloxが対応しているテクスチャマップは、
  • カラー(アルベド)
  • ノーマル
  • 粗さ
  • メタリック
の4つです。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。

Color(Albedo) Map

カラーまたはアルベドマップはテクスチャの色の情報のみが含まれているものです。

ディフューズマップは使わない

同じようなテクスチャにディフューズマップというのもありますが、そちらには特定の環境を再現するための影や光が含まれているので(メタリックの値によって黒くなるなど)、
カラーまたはアルベドマップをディフューズマップで代用すると、
ライトの加減によって見え方がおかしくなったりするので、ディヒューズマップはPBRテクスチャとして使用するのに適していません。
特にBlenderでTexToolsを使用してベイクするときはBase Color(=Albedo)でベイクするようにしましょう。

ファイル形式

Robloxではアルベドマップのファイル名の接尾辞は_ALBにするのが好ましいとされています。
対応しているファイル形式は、RGB(24-bit)です。

Normal Map

ノーマルまたはサーフェスマップはR、G、BでそれぞれX、Y、Z方向のテクスチャの凹凸を表現したものです。

ファイル形式

Robloxではノーマルマップのファイル名の接尾辞は_NORにするのが好ましいとされています。
対応しているファイル形式は、RGB(24-bit)です。
RobloxはOpen GLフォーマットのタンジェント空間のみ対応しています。

Roughness Map

ラフネスまたはマイクロサーフェスマップは、光が表面に当たった時にどのように拡散するか、要するに表面の粗さを表現したものです。

ファイル形式

Robloxではラフネスマップのファイル名の接尾辞は_RGHにするのが好ましいとされています。
対応しているファイル形式は、シングルチャンネルグレースケール(8bit)です。

Metalness Map

メタルネスマップはは表面の金属光沢を表現したものです。

ファイル形式

Robloxではメタルネスマップのファイル名の接尾辞は_METにするのが好ましいとされています。
対応しているファイル形式は、シングルチャンネルグレースケール(8bit)です。

サーフェスアピアランスを使いこなそう

Robloxが対応しているテクスチャマップのファイル形式は以下の通りです。
Texture Map接尾辞ファイル形式
Color_ALBRGB(24-bit)
Normal_NORRGB(24-bit) *Open GL形式のタンジェント空間のみ可
Roughness_RGHシングルチャンネルグレースケール(8bit)
Metalness_METシングルチャンネルグレースケール(8bit)
サーフェスアピアランスを使えばビジュアルのクオリティを大幅に上げることが出来ますが、そのためにはテクスチャマップを複数用意する必要があり、ベイクなどの作業量が増えます。
さらに、小さなところまでこだわると完成に時間がかかってしまったり、ゲームが重くなったりするなどのデメリットもあるので、
参加しているプロジェクトのスケジュールや、そのアイテムの重要度に応じて使い分けるようにしましょう。