4-7 シェーダーノード
今回はシェーダーエディタのコンバーターノードについて学習していきましょう。
目次
シェーダーノードとは
シェーダーとは、3Dオブジェクトの表面を映し出すための陰影処理を行うプログラムのことです。
BSDFとは、物体表面でどのように光が拡散するかを計算する近似モデルのことで、CGの描画に使われています。
デフォルトでは”プリンシプルBSDF”ノードが”マテリアル出力”ノードの”サーフェス”に繋がっています。
“シェーダー”ノードは、”マテリアル出力”ノードの”サーフェス”に繋いで使用します。
主要なシェーダーノード7選
Blenderにはたくさんの”シェーダー”ノードがありますが、よく使うものは限られていて、以下の7つが主に使われます。
- プリンシプルBSDF
- ディフューズBSDF
- 放射
- グラスBSDF
- 光沢BSDF
- シェーダーミックス
- シェーダー加算
プリンシプルBSDF
“プリンシプルBSDF”ノードは最も標準的な”シェーダー”ノードで、あらゆる項目を設定できます。
ディフューズBSDF
“ディフューズBSDF”ノードのプロパティは、カラーと粗さとノーマルととてもシンプルなBSDFです。カラーだけ設定したい場合などに使用します。
放射
“放射”ノードでは発光させることができます。
放射をマテリアルプレビューで表示するためには、レンダープロパティからブルームを有効にする必要があります。
グラスBSDF
“グラスBSDF”ノードでは、簡単にガラスの質感を表現することができます。
IORは屈折率のことで、1.0で光は直進します。値が大きいほど屈折が大きくなります。
光沢BSDF
“光沢BSDF”ノードでは、微細表面(マイクロファセット)と呼ばれる物体の表面のミクロな凹凸による光の反射を再現することができます。
シェーダーミックス
“シェーダーミックス”ノードでは、2つのシェーダーの効果を混ぜ合わせることができます。
シェーダー加算
“シェーダー加算”ノードでは、2つのシェーダーの効果を足し合わせることができます。