4-1 キャラクター制作の流れ

今回は、Robloxのアバターモデルに関する知識と、キャラクター制作の流れについて学習していきましょう。
目次

アバターモデル作成に必要なこと

Robloxのアバターモデルは、以下の要素で構成されています。
  1. ボディーパーツ
  1. テクスチャ
  1. リギング、スキニング
  1. 表情のアニメーション
  1. ケージメッシュ
  1. アタッチメント
それぞれの要素について詳しく見ていきましょう。

ボディーパーツ

Robloxのアバターモデルは、所定の15のパーツによって構成されています。
15のパーツからなるアバターモデルのことを、R15といいます。
古いアバターモデルはR6、つまり6つのパーツで構成されていましたが、現在はR15が主流なので無視しても構いません。
R15の各パーツは規則に従って命名する必要があります。
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ボディーパーツの命名規則については、下記レクチャーを参照してください。 ※別途「DEVLOX Academy 3Dモデリング〜Prop編〜」のご購入が必要となります。

テクスチャ

アバターモデルの見た目や質感を定義するための画像ファイルです。服や髪の毛などの各パーツにテクスチャを適用することで、よりリアルな質感を表現することができます。
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Robloxのテクスチャ要件や、サーフェスアピアランスの要件については、下記レクチャーを参照してください。 ※別途「DEVLOX Academy 3Dモデリング〜Prop編〜」のご購入が必要となります。

リギング、スキニング

リギングとスキニングを行うことで、ボディーパーツのメッシュがアバターの動きに合わせて変形できるようになります。リグの階層構造や命名方法には厳密な規定があります。
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リグの階層構造や、命名規則については下記レクチャーを参照してください。

表情のアニメーション

表情のアニメーションは、少なくとも所定の17種類を作成する必要があります。
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表情のアニメーションの規定については、下記レクチャーを参照してください。

ケージメッシュ

ケージを設定することで、Layered Clothingを着用できるようになります。
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ケージメッシュの要件についてはあ下記レクチャーを三京してください。

アタッチメント

アタッチメントは、3Dアクセサリーの装備位置を決定する、非表示のメッシュです。所定のアタッチメントを定義し、それぞれのメッシュを特定の名前にする必要があります。
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アタッチメントの要件については、下記レクチャーを参照してください。

アバターモデル制作の流れ

アバターモデルの制作には、以下の2つの方法が存在します。
  • テンプレートを使用してアバターモデルを作成する方法
  • 一からアバターモデルを作成する方法
それぞれの方法でアバターモデルを作成する場合の、作業の流れについて詳しく見ていきましょう。

テンプレートを使用してアバターモデルを作成する方法

テンプレートを使用してアバターモデルを作成する場合は、以下の工程を踏みます。
  1. モデリング及びスカルプト
  1. テクスチャリング
  1. ケージング
  1. エクスポート

一からアバターモデルを作成する方法

一からアバターモデルを作成する場合は、以下の工程を踏みます。
  1. モデリング及びスカルプト
  1. テクスチャリング
  1. 体のリギングとスキニング
  1. 頭のリギングとスキニング
  1. 表情のアニメーションの作成
  1. ケージング
  1. エクスポート

それぞれの方法のメリット・デメリット

テンプレートを使用すると、リギング、スキニング、表情のアニメーションが済んでいるため、見ての通り作業量が少ないです。ただし、元となるテンプレートによってデザインに制限が加えられてしまうのが難点です。
それに対して、一から作成する場合は自由度は高いですが作業量が多くなってしまいます。
結局どちらの方法が良いのかというのは一概には言えませんが、
一からアバターモデルを作成するのはかなり難易度が高いので、まずはテンプレートを使用してアバターモデルを作成することに慣れましょう。
  • Layered Clothingの作成ができる
  • テンプレートを使用してアバターモデルを作成したことがある
のであれば、一からアバターモデルを作成することに挑戦してみても良いかと思います。